皆さん、こんにちは!福岡のアパレル会社で働くmocchiです。
今回は、重要文化財にも指定されている『旧福岡県公会堂貴賓館』をご紹介しようと思います。
天神中央公園は通るけど、この『貴賓館』には訪れた事ない…なんて方も多いのではないでしょうか?
福岡の都心部にいながら周りのスポットとは一味違う雰囲気を楽しめる、とてもロマンチックなスポットなんです。
その魅力とは…??
貴賓館とは
基本情報
住所 | 〒810-0002 福岡県福岡市中央区西中洲6−29 天神中央公園内 |
営業時間 | 9:00~18:00 |
定休日 | ・月曜日(祝日時は翌日) ・12月29日~1月3日 |
入館料 | 大人200円 児童100円(15歳未満) |
『旧福岡県公会堂』は明治43年3月に、現在の場所に建設されました。
「九州沖縄八県連合共進会」が開催されるに際し建てられたこの建物は、共進会会期中は閑院宮御夫妻の宿泊所として利用されます。
その後、県の公会堂として一般市民に利用され、戦後は裁判所や高等学校、そして昭和31年以降は教育庁舎として使用されました。
昭和56年、教育委員会の移転に伴い建物の跡地は「天神中央公園」の一部に。敷地内の諸施設は取り壊される事になります…。
しかしながら、旧公会堂のうち貴賓館はフレンチルネッサンスを基調とする木造公共建物として貴重だったため、重要文化財として保存される事になりました!
入場方法
入場する時は、券売機で入場料を支払います。こちらの券売機、すでにキャッシュレス対応になっているので、現金を持たずともスマートに入場できるんです。
クレジットカード、交通系ICカードをはじめ、各種QR決済まで使用可能です。
美しい部屋の数々
まずは、貴賓館内の美しい部屋の数々をご紹介していきます!
高い天井、広い窓!
中に入ると、映画でしか見ない様な赤い絨毯が敷かれてあります!
外見は重厚な雰囲気の貴賓館ですが、窓が沢山あるため中はこんなに明るいです!
部屋に入り思わずでた第一声が「天井高っ!!」というセリフ。カーテンの長さも、普通の家のそれとは全く違います!!(笑)
画像の2階・食堂は、床は綾筋張り(板材を斜めに交差させる張り方)、天井は文様打ち出しの亜鉛鉄板張となっています。
ただの窓さえ、とってもオシャレ!日の光が入ると、写真もグッと映えるので晴れの日がオススメです♪
天井も忘れずに見て!
そして、特に見て欲しいのはこの「貴賓室」!
この部屋は、貴賓館の中で最も重厚な雰囲気を持った部屋造りとなっています。
確かに他の部屋と比べても、この部屋はかなり豪華な修飾が施されています!
上を見上げると、こんなに可愛い丸窓が!
そして天井には、なんと雲の絵が描かれてあります。品がありながらも、ユニークな修飾に驚き!
この絵の作者は分かっていませんが、貴賓館に絵を書く人ですから、かなり著名な人物ではないかとされています。
一見、気づかない所まで豪華な作りを堪能できるので、じっくりと鑑賞してみてくださいね。
窓から見える景色を見比べて
そして、2階・談話室にはこんな素敵な窓があります。ずっと見ていると…なんと建築当時の景色の映像が!!
建物は洋風らしい物もありますが、歩いている人物はまだ着物を着ている様です。この和洋折衷な、独特な雰囲気が良いですよね〜!!
さて、この窓の後ろには本物の窓があるので、実際に現代の風景と見比べてみてください。少し場所は異なりますが、全く違う景色が広がります!
今の都会的な景色も良いですが、当時はあんな景色が見れたのかぁ〜と思うと、なんだかしみじみとしちゃいます。
当時の使われていた物
最後に紹介するのは、休憩室。ここは貴賓館内で使われていた金物類や、ジオラマを鑑賞する事ができます。
明治時代の人々が実際に使っていた物が、今ココに!!
これだけ時が経っても、形そのままで残っているなんてすごいですよね…。この展示物を見ていると、当時の人びとがすぐそこで生活しているのでは?と思えてきます。
以上!簡単にですが『貴賓館』の見所をご紹介しました。“貴賓”という名前の通り、“気品”に満ちた豪華な部屋や修飾を堪能できる、情緒溢れるスポットです。
館内自体はコンパクトな作りなので、サラッと周っても良し。又は、ガイドさんの解説を聞きながら、じっくり周っても良しです。
厳かな見た目ですが入場料も200円とお手頃な価格なのでお散歩の合間など、気軽に立ち寄れるのも魅力の1つです。
後半では、優雅に過ごせるカフェの様子や、レトロ好きには堪らない「ドレス衣装体験」についてご紹介します。
そちらも、ぜひご覧ください♪