こんにちは!福岡のアパレル会社で働くmocchiです。
明治時代に開港し、国際貿易都市として栄えた“門司港”。現在も、福岡・北九州の観光地として連日賑わいを見せている地でもあります。
門司港の観光スポットの中でも、私が特に好きなのが、大正時代を思わせるレトロな建造物達。
今回は、実際に門司港で見る事ができる、ロマンティックな歴史的建造物をご紹介したいと思います!
門司港のロマンあふれる建造物達
門司港駅
住所 | 〒801-0841 福岡県北九州市門司区西海岸1丁目5−31 |
門司港駅は元々、1914年(大正3年)に門司駅として開業。
1942年(昭和17年)に門司港駅と改名されます。さらに、1988年(昭和63年)には鉄道駅舎として、初めて国の重要文化財に指定されました。
そして、2012年から約6年にわたる工事により、木造二階建てのネオルネサンス方式である大正時代の姿に復元!!
駅に足を踏み入れた瞬間、まるでタイムスリップしたかのような気分です。
また、一階にはなんと“スターバックスコーヒー”がオープンしており、福岡市内のそれとは全く違った雰囲気の店内でティータイムを過ごす事ができます。
駅のホームからレトロな雰囲気が漂っています。
照明から券売機や案内所の隅々まで、大正時代のロマンあふれる建築様式を堪能できました。
駅だけでここまで見応えがあるとは、驚きです!
旧大阪商船 わたせせいぞうギャラリー
住所 | 〒801-0852 福岡県北九州市門司区港町7−18 |
入館料 | 大人 ¥150(税込)、小・中学生 ¥70(税込) ※わたせせいぞうギャラリーのみ有料 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
休館日 | 年中無休(わたせせいぞうギャラリーは年2日休み) |
八角形の塔屋が目印の旧大阪商船 。大正六年(1917)に建てられた大阪商船門司支店を修復したものになります。
八角形の塔屋は実際に見るとダイナミックで迫力があり、オレンジ色のタイルと白石の帯のコントラストもとても美しくて、思わず見とれてしまいます。
当時は、門司港から台湾・中国・インド・欧州へと、一か月の間に60隻もの客船が出航していたそう。
現在は、1階に北九州にゆかりのある漫画家・イラストレーターの“わたせせいぞう”氏のギャラリーが、2階は貸ホールとして開館されています。
ギャラリーは有料ですが、お手頃な価格で多数の作品を鑑賞する事が可能です。場を再現した部屋などもあり、見応えはかなりあり♪
ちょっぴり懐かしいタッチと、ポップな色使いが特徴的な“わたせせいぞう”さんの作品。80年代を思わせるような画風が、エモいです!
昭和歌謡や、レトロなイラストが好きな方はぜひ。
旧門司三井倶楽部2階
住所 | 〒801-0852 福岡県北九州市門司区港町7−1 |
入館料 | 大人 ¥150、小・中学生 ¥70 ※2階(アインシュタインメモリアルルーム及び林芙美子記念室)のみ有料 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
休館日 | 年中無休 ※レストランは不定休 |
大正十年、三井物産の社交倶楽部として造られた『旧門司三井倶楽部』。現在は、国の重要文化財となっている建物でもあります。
木造の骨組みがそのまま外観デザインのアクセントとなっているのが特徴的で、ルネサンス様式の駅とはまた少し違った建築方式が採用されています。
そして、相対性理論で知られるアインシュタイン博士が、来日の際に宿泊したのがこの『旧門司三井倶楽部』 。当時の様子や、来日した際の逸話をうかがうことができます。また、同じ二階に門司出身の女流作家「林芙美子記念室」も鑑賞することが可能です。
二階には、靴を脱いで上がる様に言われます。
アインシュタインの来日エピソードは、中々知る機会がないので非常に興味深かったです。「林芙美子記念室」 も同時に鑑賞でき、こちらの建物もかなり見応えがあります。レストランの食事のついでとは言わず、これ目当てで来館してもいいと思います。
以上、門司港で堪能できるロマンティックな歴史的建造物達をご紹介しました。
基本的にお手頃な価格で、見応えのある建物ばかりです。
福岡には、和洋折衷な建築物がいくつか存在しますが、このように何軒もまとめて鑑賞できる場所は珍しいと思います。街並みも含め、ノスタルジックな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?