【北九州】博物館でスイーツの特別展!?『お菓子のむかしばなし展』

お出かけスポット

こんにちは。福岡のアパレル会社で働くスイーツ好きのochiです。

30代は半ばになってもまだまだスイーツへの愛は止まらぬ私が、どうしても訪れたかった展覧会!

『お菓子のむかしばなし展』へ行ってきました!

『お菓子のむかしばなし展』とは?

『お菓子のむかしばなし展』とは、北九州・八幡東区にある《いのちのたび博物館》で開催されている特別展。

開催期間は、

2024年10月12日(土)〜12月8日(日)

9:00〜17:00(最終入館16:30)

“日本のお菓子の魅力を再発見!”ということで、古墳時代から江戸時代までのお菓子を中心に日本のお菓子の歴史を知ることのできる展覧会です。

歴史的な展示品から、福岡を代表するあの銘菓まで展示され、お菓子好きにはたまらない空間!

これまで様々な美術館や博物館に行ってきましたが、お菓子がメインの展覧会は初めて。即座に北九州まで行くことを決意しました…!

それにしても、「あまい!うまい!うつくしい!スイーツヒストリー」というサブタイトルから素晴らしすぎませんか!??

このタイトル考えた方とギュッと固く握手したいくらい最高なタイトル…!訪れる前からワクワクが止まりません!

初めての《いのちのたび博物館》へ!

住所北九州市八幡東区東田2丁目4-1

それでは、いざ会場である《いのちのたび博物館》へ!

JRスペースワールド駅から5分ほど歩いた場所にあります。

実は地元なのに訪れるのは初めて!(調べてみると北九州博覧祭のときに建物自体には訪れている気が…?)

広くてキレイな館内に驚きながら、入口すぐにあるチケットの券売機で入館券を購入します。

特別展のチケット料金は800円でした。

本当は常設展も行ってみたかったのですが(セットだと、チケットもお得!)、今回は時間的に厳しかったので特別展のみに。

いざ『お菓子のむかしばなし展』へ!

1階券売機のすぐお隣が特別展のスペース!ということで、会場前でチケットを見せて早速会場へ!

こちらが入口。

なんだか百貨店の催事会場みたいな入口だな…?と思いながら入りましたが、奥の方にまでしっかり展示スペースがあり意外と広めです。

お菓子好きじゃなくても夢中になる展示品

たくさんの展示品はあらゆる角度からお菓子にアプローチされていてどれも興味津々だったのですが、(かなり長くなってしまうため…)特に私の心ときめいたものを選抜してお伝えしたいと思います。

まず入場すぐに私の心を射止めたのがこちら!

展示のメインとはちょっと違うかもですが…、どデカいデコレーションケーキ!!!

こんなに大きくて純粋にケーキが主役のフォトスポット(?)、有りそうなのになかなか出逢えないんです!

生クリームが最大の推しなので、子どものように1番に駆け寄ってしまいました。

お次に興味深かったのが、お菓子には欠かせない“砂糖”の展示。

全部で14種類のお砂糖が並んでいてグラニュー糖や角砂糖などお馴染みのものが多いのですが、このように勢揃いされた姿を見ると、砂糖ってこんなに種類あったんだ!?と単純に驚きました。

ちなみに門司にはとても大きな砂糖工場「関門製糖」さんという会社もあるということも初めて知りました。(工場見学があれば行ってみたかった…!)

他にも「お菓子な石」として、まさに宝石のようにキレイだった琥珀糖や、

まさかの我らが「ひよこ」も展示ケースで発見!

入口側のスペースは、主に福岡に住む私たちにも馴染み深いシュガーロードのお菓子たちが展示されていて、身近なところからお菓子の世界へ入っていけるのが良かったです。

そして全体を通して1番私が夢中になったのがこちら!

「井籠(せいろう)」です!!

「井籠」とは、主に江戸〜明治時代に使われていたお菓子屋さんが商品を届ける際に使われていたものだそうですが、何に惹かれたかというととにかくビジュアルが可愛い!映え!!なんです…!

「井籠」といっても何種類か展示されていて大きさやシルエットもバラバラでしたが、私のお気に入りはキラキラ装飾の井籠

本当にうん百年前にコレが…!?とビックリするくらいにキラキラでお洒落なので、実際に生で見てほしい〜!

中でも(お写真NGゾーンでしたが)あの羊羹で有名な「虎屋」さんの“竹虎青貝井籠(たけとらあおがいせいろう)”という井籠がとても螺鈿が綺麗で華やかで、しばらくうっとりしてたほどお気に入り!!

アフタヌーンティーのように、カフェでキラッキラの井籠でスイーツが提供された時には幸福度倍増ですし令和の世にこそ流行るのでは??と思っているんですが…、虎屋さんいかがでしょうか…???

もう1つ、可愛い〜〜〜!とテンション上がったのが「菓子絵図帳」

その名の通りお菓子の絵とメニューが手書きで書かれたものになりますが、お店の記録や職人への伝承以外に、顧客さまへの商品カタログとしても作られたそう。

各お店に専用の画家さんがいらっしゃったのかは定かではないですが、どの絵図帳のイラストも愛らしいテイストで眺めているだけで楽しい〜!これはついアレもコレもと注文したくなっちゃいますね…!

明治時代のものでは洋菓子が描かれた「洋菓子雛型帖」も展示されていて、大好きな生クリームが描かれているかまでは分からずですが、スイーツのビジュアルがとても可愛くアート作品としても素敵。

ぜひ次回は「菓子絵図帳」をメインにしたアート展(いや、どうせならアートカフェ!!)とかいかがでしょうか…!?

他にも、14日間毎日姿を変え結晶化される金平糖の変化の展示や、230年前の現存する最古のお菓子が展示されていたりと、知れば知るほど面白いお菓子の歴史!

お菓子にまつわるクイズコーナーなどもあり、子どもから大人まで楽しめる展覧会でした。

展示を観たあとはミュージアムショップへ♪

ちなみに特別展会場を出た後は、お土産なども購入できる《ミュージアムショップ》へ。

こちらでも『お菓子のむかしばなし展』をフォーカスしたコーナーがあり、現代のシュガーロードにあるお菓子たちが実際に購入できたりと、最後まで楽しむことができました!


今回は北九州・八幡東区にある《いのちのたび博物館》で開催されている特別展『お菓子のむかしばなし展』について紹介しました。

閉館近くに訪れてしまったため1時間弱ほどの滞在でしたが、もっと早めに来るんだった〜!!と後悔したほど、本当はもっと時間を掛けて見たかったですし、学芸員さんにもお話を聞いてみたりしたかった〜〜!(企画された方ともお話してみたい…!)

そして今回のたくさんの展示品でを見て虎屋さんにすごく興味が湧き出てたので、次東京に行く時はとらや菓寮に行くんだ!赤坂のギャラリー観に行くんだ!!と新たなワクワクも止まりません!(11月9日は虎屋文庫の研究員の方がいらっしゃって講演会があるそうで…めちゃめちゃ行きたかった…。)

スイーツのことが更に愛おしくなる、素敵な展示会に行けて本当によかった!!

それにしても…、大人になってこんなにも「お菓子食べたい!」という欲と闘いながら眺める展覧会は初めてでした。(言うまでもなくこの後はカフェです!)笑