こんにちは。福岡のアパレル会社で働くochiです。
昨日のブログでは現在福岡市博物館で開催中の『民藝 MINGEI-美は暮らしのなかにある』について紹介しましたが、
今日はこの展覧会へ訪れるきっかけとなったイベント

『パム』について紹介します!
『パム』とは?

今回参加したのは『パム Vol.02 民藝と民具編』。
2025年3月29日(土)、30日(日)の2日間にわたって、早良区にある福岡市博物館で開催されたイベントです。
『パム』とは「Party At the Museum」の略称で、その名の通り「展覧会を五感でまるごと楽しむパーティイベント」とのこと。
地元の美術館や博物館、そのコレクションを応援するプログラムとして2023年にスタートされ、今回は第2回!(ちなみに前回はアジア美術館で行われていたそうです。)
その内容としては、展覧会に関連したゲストとの展覧会ツアーやアフタートーク、フードコーナーになんと踊れるDJパーティーまで!
《観る》《学ぶ》《食べる》《楽しむ》《踊る》に企画が分かれ、1日を通して大人も子供も満喫できるイベントでした。
『あの人とめぐる展覧会ツアー』スタート!
まずは事前に申し込みをしていた『あの人とめぐる展覧会ツアー』からスタート!

博物館の特別展示室前で受付をして、各展覧会のチケットを購入すれば準備完了です。
イベントを企画された三声舎の三好さんの進行でゲストの方々の紹介やツアーの流れを聞き、早速展覧会場へ!
『民藝 MINGEI-美は暮らしのなかにある』

『民藝 MINGEI-美は暮らしのなかにある』では、「工藝風向」の店主であり日本民藝協会常任理事の高木さんにメインで解説をしていただきながらまわります。
前回のブログでも書きましたが、私はこの時「民藝(みんげい)」って…何!?と全く分からない状態でしたが、実際に展示品を観ながら高木さんが丁寧に解説してくださるのでとても分かりやすい!
高木さんの解説はとても穏やかながら、民藝や「民藝運動の父」と呼ばれる柳さんに対しての熱い想いをひしひしと感じるもので、解説を聞きながら展示を観るって改めて良い…!
最初はなんだか難しい感じかな…とかっちりとした心持ちでいたものの、高木さんが柳さんのことを「今でいうインフルエンサー」と仰った時から急に私の中で『民藝』への壁がなくなり身近なものに感じられました。
ちなみに参加されているメンバー全員でまわるのですが(大体20名くらい)、気になったものがあればちょっと輪を抜けじっくり見てはまた戻ったり、気軽に質問をしてみたりと、博物館のイベントといえど気楽でゆる~い雰囲気も居心地が良かったです♪
更には今回のパムイベント用に再入場チケットもいただけました!最初は皆で解説を聞きながら、その後に個人で振り返りながらもう1度展覧会を観ることができたのも有難かったです。
『民具と生活』

『民藝 MINGEI』展から退場したあとは、お隣にある企画展『民具と生活−暮らしの中の意匠(デザイン)、暮らしのための設計(デザイン)−』へ。
こちらは福岡市博物館の学芸員である石井さんがメインでセレクトされた展示ということで、石井さんの解説を聞きながら4つに分かれた企画展示室をまわります。
石井さんは民俗学が専門で「民藝の人ではないですが…」と仰っていましたが、石井さんの解説もとっても分かりやすい!
もちろん「民具」って…何!?な私でしたが、「民藝」とは目的が違い、人々の生活で欠かすことができない道具や用具である「民具」について丁寧に解説してくださいました。
こちらの展示品は市民の方からの寄贈も多いということで、姪浜や西新などの地名が記載されているものが多く、より身近に感じる展覧会でした。
個人的お気に入りは呉服町で使われていたという金属の「パン焼き器」!
ツアーの後はアフタートーク♪
2つの展覧会をたっぷりとまわった後は…、『ふりかえりおしゃべり』というアフタートークイベントです!

1階玄関すぐのグランドホールにはこんな立派なステージが!
私が参加した1日目のアフタートークでは、進行の三好さんに高木さんと石井さん、そして一緒にツアーをまわっていたゲストである「HIGHTIDE」の稲垣さん、福岡在住の達磨作家ヤチコダルマさんの5人で行われました。
こちらのトークでは高木さんと石井さんのお話はもちろん、またちょっと別の分野で活躍されている稲垣さんやヤチコダルマさんの感想などを聞けたことで、より民藝や民具に対しての理解が深まったように感じました。
そして司会進行の三好さんのバイブスがめちゃめちゃ良くて…イベント中ずっと楽しかったです!!(あとから気付いたのですが、私の大好きなタイに通ずる「Asian Film Joint」の主催や「タイトークイベント」のゲストの方だと知り、とても驚きました…!)
玄関前にはフード&ドリンクコーナー!

アフタートークまで終わると一旦解散になったので、お腹が空いた私はすぐさまフード&ドリンクコーナーへ!
今回のイベントでは地元素材を使った料理やお菓子をいただける3つのショップが、博物館の玄関前に登場!
イートインのエリアも用意されていてその場でいただけます♪

私は博物館に到着した時から気になっていた『KIOSKO』の「パエリア弁当」を無事にゲット!
元々六本松にある『KIOSKO』のお店に行ってみたい!と以前から思っていたので、まさかイベントで最初にいただけるとは…!
評判は聞いていましたが、パエリアはもちろんお惣菜たちも全部美味し~い!!

お弁当以外にもジンジャーソーダや、他のショップでもパウンドケーキにラストはコーヒーまでいただき、大満足で博物館をあとにしました。
今回は福岡市博物館で開催されていた『パム Vol.02 民藝と民具編』について紹介しました。
館内では私が参加した展覧会ツアーやアフタートーク以外にも、「子ども向けワークショップ」や民藝や民具に関する「スペシャルトーク」イベント、博物館で踊れる(!)「DJパーティータイム」なども開催されていました。
次回開催される時はまさに1日中楽しみ尽くしてみたいです!