こんにちは!福岡のアパレル会社で働くmocchiです。
皆さん、受賞者の出身国が日本とイギリスが最多な賞《イグ・ノーベル賞》はご存知でしょうか?
まだの方は『イグ・ノーベル賞の世界展』に行けば、きっとその魅力に気づくはず!!
そこで今回は、福岡市科学館で開催中の『イグ・ノーベル賞の世界展』の様子をご紹介したいと思います♪
『イグ・ノーベル賞の世界展』に行ってきた!
住所 | 〒810-0044 福岡県福岡市中央区六本松4-2-1 |
営業時間 | 9時30分~18時00分 |
定休日 | 火曜日 |
入場料 | 高校生以上 1,400円 小・中学生 900円 未就学児 無料 |
2018年の東京展に続き、福岡で開催されている『イグ・ノーベル賞の世界展』!
「イグ・ノーベル賞」を企画運営するアメリカの科学雑誌「IMPROBABLE RESEARCH(風変わりな科学雑誌)」の編集長マーク・エイブラハムズ氏の協力の基、制作された公式展覧会です。
「イグ・ノーベル賞」の歴史を学びながら、ユニークな研究の数々を楽しむ事ができるんです。
今回は、特に面白いなと思った箇所をピックアップして、ご紹介していきます♪
そもそもイグ・ノーベル賞って
まずは「イグ・ノーベル賞」が、どんな賞なのか具体的に知りたいですよね。
入るとすぐに本賞の概要があるので、読んでおきましょ〜!
概要には記載されていなかったのですが、本賞のイグは「ignoble(あさましい、不名誉の)」を意味しているそう。接頭語としての“ig”は、語頭に来ると否定的な意味があり、「裏ノーベル賞」ともいわれています。
毎年秋に、ハーバード大学のサンダーズシアターで表彰式が行われていますが、新型コロナウイルスの影響で去年に続いて、今年もオンラインで授賞式が行われました。
なんと日本人は、15年連続で受賞しています!
トレードマークのちょっと不思議な考える人は、公式マスコットキャラクターの“スティンカー”。
台から落ちて困っているんだとか。ロダンの考える人のパロディだそうです!
どうしてこうなった?!ユニークなトロフィーの数々
入り口付近には、ガラクタ…じゃなくて歴代のトロフィーが展示されています。
どれもこれもユニークで、個性的な物ばかり。カエルやら脳やら…。受賞された方は、飾る場所にかなり困りそう(笑)。
映像で振り返る式典の様子
会場内では、式典の様子をリアルに振り返る事ができるように、映像が流れています。
映像で見ると、ふざけている感が倍増(笑)。まるで、コント番組を見ているかのようでした。これを、本当の大学教授や、研究所の所長がやっているのだから面白くないわけがない!
なぜ調べようと思ったんだ!受賞したのはどんな研究?
会場内を進むと、研究内容が記されたパネルが並びます。
心理学賞 ハトを訓練して絵を見分けることに成功したことに対して
この研究によると、鳩はモネの絵とピカソの絵を見分ける事ができたんだとか!!鳩も、芸術的感覚をもっていたなんて…。
違いが分かる鳩なんて素敵ですね。これから街中で鳩を見る目も変わってくるでしょう。
そして、パネルにはこの研究行った渡辺茂教授(慶応義塾大学教授)のサインが!これは“鳥脳老人”と書いてあるのでしょうか…?(笑)
サインにまで笑いを欠かさない教授!さすがです!
公衆衛生賞 ガスマスクに変形できるブラジャーを発明したことに対して
こちらは、今世に有難い研究。何と非常時にマスクに早変わりするブラを開発することに成功しました!
いざという時には、取りはずしてマスク代わりに。しかも、1つのブラで二人分のマスクを補う事が可能。なんて合理的なんでしょうか!?
日本でも、女性の下着を使用した「マスクブラ」などが販売されていますが、ひょっとしたらこれをモデルにしたのかも…。
きっかけは、原発事故による被害者の治療でしたが、このコロナ禍で再び注目を浴びるべき研究ではないでしょうか?
ブラの可能性は図りしれません。
来てのお楽しみ!? 大人のための研究とは…
レンタルビデオ店で見るような、パネルを発見~!!中身は…訪れてのお楽しみです♪
他にもたくさんの研究が…!!載せきれません!!
数百万人分の労働時間を、仮想ペットの育成時間に費やさせたことに対して(初代たまごっち)
トーストの焦げ目にキリストの顔を見てしまう人々の脳内では、何が起こっているのかを理解しようとしたことに対して
ここでは、他にも本当にたくさんの研究を知る事ができます。受賞した研究内容を、実際に体験できるコーナーもあるので、ぜひ試してみて下さいね。
最後に
思わず笑ってしまう演出が、盛り沢山の『イグ・ノーベル賞の世界展』いかがでしたか?
私自身、名前は聞いた事があったのですが、具体的にどんな研究が受賞したのかは知りませんでした…。こんな面白い研究されていたなら、もっと早くから知っておくべきだった!
ちなみに、ノーベル賞の賞金が約1億円前後なのに対し、イグ・ノーベル賞の賞金は10兆ジンバブエ・ドル(価値最低時のレートで約4円。廃止された紙幣のため、現在通貨としての価値はなし。)。
雲泥の差ですが、富と名誉は別物!研究の為にやってきた努力や築き上げた実績に、値段なんてつけない方が良いのでは!?
役に立つのか立たないのかもよく分からない研究に、情熱を注げられる我が国を誇りに思います!
なんて熱く語ってしまいましたが、とにかく笑える展覧会なので、みなさんもぜひ行ってみてくださいね♪