アパレルブランドの撮影に潜入!ポスター撮影の裏側を覗いてみた《後編》

ファッション

こんにちは。福岡のアパレル会社で働くochiです!

アパレル業界に舞い戻ってから早3年以上…。先日初めての撮影現場を体験してきた私&mocchiさん!

今回は「アパレルブランドの撮影に潜入!ポスター撮影の裏側を覗いてみた」をテーマとして、前編では「ポスター撮影の裏側を中心に、撮影の流れや、どんな方が撮影に関わっているか」を紹介。

撮影では「カメラマン」さんや「ヘアメイク」さん「モデル」さんといったように、アパレル会社以外にも、様々な職種の方がいることも分かりました。

後半では、その撮影現場で実際に働いている「カメラマン」さん、「ヘアメイク」さん、「モデル」さんそれぞれの仕事への楽しさや、やりがいについてインタビューします!

カメラマンYさんインタビュー

最初は撮影の合間に、カメラマンのYさんにインタビューをお願いしました。

カメラマンになったきっかけは?

きっかけは、「単純にカメラ持って撮るのが好きだったから。」と話してくださったYさん。

ただのカメラ好きで趣味が高じてこんなところまで来てしまったとも仰っていましたが、知り合いのカフェやバーで個展も開催されていたそう。

更には、その個展に来ていた業界の人の言葉で火がつき、趣味から仕事にしてみようと思ったとのこと。《好き》の突き詰め方に憧れます…!

仕事で1番大切にしていることは?

質問をすると「コミニュケーション」と直ぐに返答が。「モデルさんもそうだし、チームでやってるときはチームの人とのコミニュケーション。その場の“皆んなが楽しくできる”というのを1番考えています。」

カメラマンのやりがいとは?

カメラマンの仕事についてのやりがいをお尋ねすると、少し迷われながらも「全体的にやりがいしか無くて。写真は一瞬で勝負が決まるから、“あ!上手く撮れた!”や、“良い写真だったね!”と人から言ってもらえるのが分かりやすいやりがい。」と答えてくれました。

写真を選ぶ際も意外にも満場一致が多いらしく、「私の仕事は分かりやすい」と話されていたのが印象的でした。

食べ物や人を撮るポイント教えてください!

ラストは個人的に気になっていた、《食べ物や人を撮る時のポイント》について。このブログやインスタで写真を撮りますが、なかなか難しい…!スマホで撮る時のポイントはありますか?、と相談してみました。

「いっぱいあるけど1番は四角とか正方形とか写真の枠に、全体がまとまっているか。“何”を撮っているか分からない写真にしないことが1番のポイント。」とのこと。

食べ物の場合は、食べ物が急に小さくなっているのは×。撮りたいモノが1番良く見えることを常に考えることが大切です。

また、人を撮る時は、カメラを構える高さによって全然見え方って本当は違うんですよ。皆さん自分の背の高さで撮ることが多いけど、もう少し下でカメラを構えると全然違う。例えば背が高い人がそのまま撮っちゃうと足が短くなっちゃう。その辺が1番最初にやった方がいいことかもしれません。」と、とても具体的に教えて下さいました。

今回はアパレルの服の撮影だったので、アパレルの服を撮る時は【1番バランスの良い体型】で撮ってあげることも大事なんだそう。

「意外と皆んなちゃんと撮ってないことが多く、意識すると全然違うのでやってみてください。」とアドバイスいただいたので、皆さんもぜひ実践してみてください♪

ヘアメイクさんインタビュー

続いてはモデルさんのヘアメイクを担当されたHさんへのインタビュー。

見てください!このコスメの数々を…!プロのコスメ量にビックリしつつ、さっそく質問させていただきました!

ヘアメイクアップアーティストになったきっかけは?

実はヘアメイクアップアーティストへの道は少し遅かったというHさん。

ヘアメイクアップアーティストになったきっかけを尋ねると、「子供の頃から人の髪の毛を触るのが好きで、友達の髪をアレンジする手先が割と器用な子供だったんです。」と。ヘアアレンジが苦手な私はお友達良いなぁ〜!と羨みつつ、進路は美容系でなく通常の大学に行かれたとお話しを聞きビックリ!

「そういう道に行きたいと思いながらも大学に行ってしまい、やっぱやりたいこと違うなと思って軌道修正をして、一旦大学を卒業された後にメイクアップアーティストの道を学び始めました。」

夢が叶いましたか?の質問には、「そうですね。なので毎回すごい楽しいです。」と笑顔で答えて下さり、とてもパワーをもらえました。

仕事で1番大切にしていることは?

そんなHさんに大切にしていることをお聞きしたところ、「まずモデルさんとのコミュニケーションをとること。」だそう。

モデルさんが現場に出るまでの時間はヘアメイクさんと過ごす時間がほとんどなので、そこでいかに“モデルさんの緊張をほぐしたり、良い雰囲気で持っていけるか”を常に心掛けているとお話しされていて、髪やメイクを仕上げるだけでなく、そんなところまで意識されているんだなと、とても勉強になりました。

また技術面では、流行りを全部取り入れるのではなく、そのモデルさんを良く見せるということを重点に置いているそうです。

ヘアメイクのやりがいは?

やりがいについてお聞きすると、「人と関わるのが好きなので、その現場がまず好きです。」と仰ってくれて、アパレル会社の一員として、う、嬉しい〜!!!

「なので撮影中も楽しいですし、たぶん楽しい雰囲気の時って良いものが勝手にできるんですよ。なので、仕上がりも良くなっていくんじゃないかな?と勝手に思ってます。」とも言われていて、Hさんには全て撮影が終わった後にインタビューさせてもらったのですが、忙しい撮影でも皆さん楽しんでいる雰囲気はすごく伝わってきました。

他にも、自身が携わったものが表に出てると「コレ私がやったの!」ジーンと嬉しくなるし、「ああ、やって良かった」と思われるそうです。

モデルさんインタビュー

ラストはなんと!現役高校生モデルのRさんにインタビューしました。

モデルになったきっかけは?

撮影時に周囲が何度も「可愛い!」と言っちゃうほど惹かれる容姿はもちろん、ご本人の人柄は更に可愛く魅力的で、これぞモデルさん!なイメージのRさん。

実は、幼馴染の紹介で入ったことがこのお仕事をするきっかけで、昔からモデルをやりたい!とは思ってたわけではないと知りビックリ。

「なんとなく始めて、仕事をするうちに楽しくなり続けてる」と、本当に楽しそうにお話しされていた時のお顔が印象的でした。

仕事で1番大切にしていることは?

大切にしていることをお聞きすると、モデルの仕事以外でもですがと前置きをされた上で、「カメラマンさん、ディレクターさん、プロデューサーさんやメイクさんなど、関わってる人全員とのコミュニケーションを大事にしている」と答えていただきました。

そのお話の通りに、大人だらけの撮影現場で自然とその大切にしていることを実行されている姿を目の当たりにし、流石だと思いました。

モデルのやりがいは?

「友達とか親戚とかに、『見たよ!可愛いね!』と言われるとすごい嬉しい!」とお話しして下さったRさん。

その後に「仕事を私にお願いします!って言ってくれること自体がまず嬉しいし、その依頼した人が完成後に喜んでくれることが1番嬉しいです。」と仰っていて、そのプロ意識がとても素敵だなと感じました。


いかがでしたか?

今回は前回に引き続き、撮影現場で実際に働いている方「カメラマン」さん、「ヘアメイク」さん、「モデル」さんへそれぞれの仕事への楽しさや、やりがいについてインタビューしてみました。

1番ビックリしたことは「大切にしていること」が皆さん一緒だったこと!また、それぞれの職業に就くまでの経緯は皆さん様々でとても興味深く、時間があればもっと沢山のお話しを聞いてみたかったです。

インタビューを受けてくれた皆さま、本当にありがとうございました!