福岡でタイ探し〜アジア美術館〜

その他

こんにちは、タイ好きのochiです!

コロナ禍にタイにハマってしまった為、現地に飛ぶことができず全くタイ欲が満たされていない私ですが、おかげさまで(?)地元福岡でタイを満喫することは得意になってきました!

それでは早速、福岡のタイ好きがオススメする!福岡でタイを感じれるスポットを紹介します。

今回はこちら!

そう!前回休館中で行くことが出来なかった《福岡アジア美術館》です!

というわけで、その時に行きたかったタイ人のパンヤーさんの絵が展示されている《あじびコレクションX「怪物たちの時代」》を目当てに中洲へ行ってきました。

福岡アジア美術館におけるタイ

《福岡アジア美術館》は1999年に福岡市中洲に誕生。世界で唯一、アジアの近現代の美術品の専門館です。

近現代とは19世紀以降、そしてパキスタンより東、モンゴルより南、インドネシアの以北以西の日本も含めた23の国と地域の作品が収集、展示されています。

ということは、地図にも書かれていましたが、もちろんタイの作品もあります!

アジアギャラリー

今回訪れたアジアギャラリーは嬉しいことに、美術品のお写真OKだったので(とてもびっくりしました…!)写真と共にアジア美術館内のタイを感じていきたいと思います!

アジアギャラリーでは、アジアの近現代美術の流れが《アジア近代美術の黎明期》《アジア近代美術の成立》《アジアのモダニズム》など、系統的ごとにスペースを分けて紹介されています。

うぬぼれ

ギャラリー内をまわる中で1番最初に見つけたタイの作家さんの作品がこちらです。

《アジア近代美術の成立》のスペースの初めにトンと置かれたこちらの像はそんなに大きくはないものの存在感抜群でした。

キエン・イムスィリさんという作家さんの代表する作品だそうで、スコータイ時代の仏像彫刻を取り入れた作品とのこと。

以前タイスペシャリスト検定の勉強をしていた時に沢山出てきた《スコータイ時代》だ!と、違うところで嬉しくなりつつ、そんな作品を地元福岡で観れることがとても嬉しかったです。

作品の隣に説明がしっかり書かれていたので、美術館初心者でもきちんと理解して作品を鑑賞できました。

『花よ、人は死んだらどこへ行くのか』

続いては《アジアの現代美術》のコーナー内にあり、1997年頃の作品です。

チャーチャーイ・プイピアさんというタイの東北部出身の作家さんだそうですが、これもタイだ!と見つけた瞬間、その絵の大きさと、絵の中に描かれている人の目力や迫力に圧倒されました。

怪物たちの時代

アジアギャラリーの中、思っていた以上に広かったのですが、その中盤くらいにありました《あじびコレクションX》のコーナー!

前回はコロナのせいで見ることができなかった、私の悲願で今回のメイン!「怪物たちの時代」のフロアです。

そのお目当てだった作品がこちら!

冷戦

以前広告でも見ていた、タイの画家パンヤー・ウィチンタナサーンさんが描いた作品です。

怪物展とあったので、名前の通りてっきり妖怪の類いかと思っていたのですが、ここでいう“怪物”とは、いわゆる戦争などを引き起こす政治的な怪物。

タイトルの通り《冷戦》時の構造と、その影響を受けるアジアの政治状況が描かれています。

《あじびコレクションX》内の作品は、所蔵品の中から制作年・場所・主題・技法・作者などの共通項で2点の作品を選び出したもので、他の作品よりも更に詳しい解説や参考資料まで一緒に展示されています。

作品を眺める、というよりは、絵画なのにまるで歴史書を読んでいるような感覚になった展示スペースでした。おかげさまで、わたしはタイの歴史をもっと勉強したくなりました!


他にも所蔵品はあるようですが、今回私が行ったときにアジアギャラリーで展示されていたタイ作家さんの作品はこの3展でした。

怪物展の作品のみかと思っていたので、予想よりタイ作品がいっぱい観れて大満足の私です。

他の作品についてはmocchiさんが書かれているのでぜひこちらもご覧ください!

魂の旅

アジアギャラリーを出て、これで終わりか〜とのんびりしていたのも束の間!

出口を出てすぐのアートカフェ近くに、壁数枚に跨る巨大な絵が!

単純にその絵の大きさと壮大さに凄いな…と思っていたところ、この作者も本日のお目当てだったパンヤーさんではないですか!!

パンヤーさんが気になってきたぞ…と思い調べていると、2年前に開催されたアジア美術館20周年記念のイベントでは、なんと来福してスペシャルトークショーをされたそう。今そのニュースを見ながら行きたくてたまりません…!25周年記念にもぜひお願いしたいです!

行けない方は公式サイトへ!

1番はやはり実際に生で作品を見たほうがその大きさや質感が知れて感動しましたが、なかなかアジア美術館に行けない方は、公式サイトから所蔵品の一部を見ることができます!

《コレクション》の中から《タイ》を選ぶと、アジア美術館にあるタイの美術品がまとめて見れます。国ごとの検索なので簡単に見つけやすかったです!タイ以外の国がお好きな方もぜひ!


いかがでしたか?

タイに行けずとも、アジア美術館でタイの美術品をがっつり堪能することができました!

これまでタイの歴史や出来事などを知っていてもどこか知識だけのものでしたが、タイの美術品に実際に触れることで、以前よりはそこにいた人達の心情や背景を感じることができたように思えます。

そして私はタイ目当てで行ったものの、ついつい他の作品にも興味を持ったり(また別でブログを書こうと思います。)、アジア美術館自体もお気に入りの場所になりました!

今度は併設のカフェと図書館にも行ってみたいです!

皆さんももし気になったら、ぜひ遊びに行かれてみてください♪

アパレルで働く博多のアラサー。好きなものは推しと生クリームとTHAILAND。

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