この違い説明できる?間違いやすいファッション用語・アイテム(2)〜ニット編〜

ファッション

こんにちは!アパレル会社で働くmocchiです。

次々と流行が移り替わるファッション業界。必然的にファッション用語も新しい物が生まれたり、同じようなアイテムでも時代によって呼び名が変わったりします。

アパレル関係で仕事をしていると、より多くのファッション用語を耳にしますが、お恥ずかしながら明確に説明できない…といった用語も少なくありません。

このシリーズの記事では、基本的だけど意外と間違いやすいファッション用語・アイテムの違いを説明しようと思います。これからの服選びや、アパレル会社で働いている方は接客などの参考になれば幸いです!

意外に間違いやすいファッション用語・アイテム

第2回目である今回は、冬の時期に大活躍する『ニット』『セーター』の違いについてご紹介していきます!

どちらも、私達の生活になじみ深いファッション用語ですが『ニット』『セーター』 の違い、皆さんは分かりますか?

それぞれの違いとは

ニット

まずニットとは、1本の糸で編まれた生地のこと。

つまり、ニット=素材という事になるんです。トップスやパンツの事だけではなく、ニットで作られる物には帽子やバックなど様々なアイテムがあるので、ニット=ウェアというわけではありません。

さらにニットは、細い糸で編み込まれた「ハイゲージ」と、太い糸でざっくり編み込まれた「ローゲージ」があり、編み方によって特性や印象も変わるのが特徴です。

豆知識

ニットの起源は、遥か昔。

何と、エジプトの遺跡から手編みの帽子や靴下が見つかっているそうです。

しかしながら、衣類は織物しかなかった日本では浸透が遅く、ニット(編み物)が入ってきたのは、随分後の江戸時代直前だと言われています。

セーター

一方でセーターとは、ニットの生地で作られた衣類の事。その中でも、主にトップスにあたる物の総称として使われる言葉です。

よって、ニット=セーターではなく、ニット生地を使用した様々なアイテムの一種がセーターと言うことになります。

最近は、セーター全般をニットと呼ぶこともあるので、違いが分かりにくくなったのかもしれませんね。

まとめ

以上、 『ニット』『セーター』の違いについて説明しました!

簡単にまとめると、以下のようになります。

  • 1本の糸で編まれた素材・生地の事。様々なアイテムに使用されている➡ニット
  • ニット素材で作られた衣類(主にトップス)の事➡セーター

今回は、単純な違いだったので比較的分かりやすかったのではないでしょうか?

秋冬は、特にニット素材を使ったアイテムを身に着ける事が多くなると思います。

編み方や素材の1つ1つで雰囲気がガラリと変わるニットですから、ぜひその変化も含めコーディネートを楽しんでみてくださいね♪