この違い説明できる?間違いやすいファッション用語・アイテム(4)〜アウター編〜

ファッション

こんにちは!アパレル会社で働くmocchiです。

次々と流行が移り替わるファッション業界。必然的にファッション用語も新しい物が生まれたり、同じようなアイテムでも時代によって呼び名が変わったりします。

アパレル関係で仕事をしていると、より多くのファッション用語を耳にしますが、お恥ずかしながら明確に説明できない…といった用語も少なくありません。

このシリーズの記事では、基本的だけど意外と間違いやすいファッション用語・アイテムの違いを説明しようと思います。これからの服選びや、アパレル会社で働いている方は接客などの参考になれば幸いです!

意外に間違いやすいファッション用語・アイテム

第4回である今回は、アウターアイテムの違いについて説明していきたいと思います!

アウターとは、ウェアの中でも外側に着る服の事を指します。そうすると、アウターと一口に言っても「コート」「ジャケット」「ジャンバー」「ブルゾン」などが挙げられますよね。

さて、上記4種類のアウターにはどのような違いがあるのでしょうか?!

それぞれの違いとは?

コート

コートは、衣服の上に着る防寒着全般の事を指します。

これだけ聞くと非常に意味の広い言葉ですが、一般的に「コート」を指すアウターは、ヒップよりも丈が長い物が多い傾向にあります。

ジャケット

ジャケットとは、袖の付いた上着の事。

こちらも非常に意味の広い言葉になりますが、ジャケットは、一般的に腰丈から尻丈くらいまでの長さとされています。

よって、コートとは丈の長さで区別される事が多いです。

ジャンパー

ジャンパーは、主に労働着やスポーツ着などとして用いられるショート丈のアウターを指します。

「スタジャン」や「スカジャン」をイメージして頂ければ、分かりやすいと思います。

ちなみに、「ジャンパー」という単語は和製英語!海外では通じません…。

「ジャンパー」というと、アメリカの場合“ジャンパースカート”を、イギリスの場合”分厚いセーター”の事を指してしまうので気を付けて!

ブルゾン

ブルゾンとは、身頃の裾を絞ったショート丈アウターの総称。

元々は「袖を絞ったブラウス」という、フランス語・blouson(ブルーズ)から由来したと言われていますが、現在は英語圏でも通じるようです。

ブルゾンも、以前はジャンパーの様に作業着として使われたアウターだったようですが、現在ではよりファッション性が高いものをブルゾンと呼ぶ傾向があります。

そのため、私は自己流ですが『オシャレなジャンパー』=『ブルゾン』と呼ぶようにしています!

まとめ

以上、「コート」「ジャケット」「ジャンバー」「ブルゾン」の違いについて説明しました。

簡単にまとめると、以下のようになります。

  • コート➡衣服の上に着る防寒着全般。丈はヒップよりも長い物を指すことが多い。
  • ジャケット➡袖の付いた上着全般。コートよりも丈が短い物を指すことが多い。
  • ジャンパー➡日本では、主に作業着として活用するショート丈アウターを指す
  • ブルゾン➡ジャンパーと同じく、ショート丈のアウターの事を指す。現在では、ブルゾンというとよりファッション性の高い物を指す傾向にある。

最近はアシンメトリーな形の物だったり、素材をドッキングした物だったりと、様々なデザインのアウターが展開されているので、その判断基準が曖昧で難しくなっています。

さらに時代の移り代わりにより、言葉の意味合いも変化しているので、以前使われていた意味では、この時代通じない事も?!

時代に合った用語の使い方をするためにも、日々トレンドを学んでいきたいですね♪